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なんでこうなったんだろう?

関空の滑走路が見える搭乗ゲート。

ずいぶん前にチケットを予約して、

さっきチェックインを済ませて、

保安検査を済まして、

ふと思ってしまった。

乗る飛行機がまだついてないこのゲートで滑走路からいろんな色の飛行機が飛び立つのをながめてふと、

なんでこうなったんだろう?僕ってどうなりたいの?

そう思うのだ。

またタイに行く。

そういえば、いつもこの時間、最初のうちは何回行っただのハンコを数え数えてニヤニヤしたりモンモンとしたり、パスポートだけで飯が何杯も食えたよなあ。待ち時間も溶けた。

今はわりと普通で、感情の波があまりたたなくて、ゲートで飛行機を待つあいだも楽しみではあるけども、その味はかなり薄くなった。

最近は飛行機の乗客の大半はタイの人達であり(とくにエアアジアは)チェックインカウンターに並んでいるあいだ、タイ語が飛び交っていて、ほんの少しだけ聞き取れるタイ語を聞いて

「この列で合ってるよ」とか「チェックインを済ましてないとここには並んだらダメだよ」とか言ってあげたいんだけど、僕のタイ語力では余計に大混乱におとしいれてしまいそうなのでやめておいた。

ひと昔まえの黒光りしたオッサン達の聞くに耐えないテンションアゲアゲセクハラトークやアジア好き民俗衣装女子チームのハイテンションマウントトークが懐かしいものである。

僕たちが乗る飛行機はまだ到着していなくて、ベンチには8割りくらい座っていて、ほぼタイ人。

ぷんと食べ物の良い匂いがする、見ると皆さん軽食ではなくてまあまあ本格的なご飯を食べている。

タイ人って人前でご飯を食べる民族なので皆様豪快に、朝なのに、しっかりめのコンビニ飯を食べていて、それを見たタイ人がポム(私)もキン(食べる)カーオ(ごはん)ってなもんで結果みんな食ってる。

なんかタイっぽい。

タイ人はいろんな欲求をマイルドに受け入れる。

食欲や金欲、物欲、性欲、、、、、タイ人は隣人の欲というものに寛容だ、少なくとも日本人よりも。

バンコクのわりとしっかりとした店でも店員がレジの横でご飯を食ってるのはあたりまえだし、観光客にぼったくり価格を提示するのにも照れも容赦もない。200バーツしないTシャツを2000バーツとドストレートに曇りなき眼でぶっこんでくる(最近のバンコクではあまり無いけど)、ガイジンは金持ってるんだからその分払ってってよってなもんだ。

性欲とはちょっと違うけれど、男子が女の子として育つ事にも古くから寛容で、バンコクのシネコンにあるベンチなんかに座っていると女子高生にまじって同じテンションの予備軍男子が和気あいあいとキャッキャしているのが見れたりする。

国全体にそうなりたいならしょうがないね。というマイルドな寛容がある。

その代わりといってはアレだがテクノロジーの導入には節操がなくて行儀が悪い、仏像はカラフルなledで照らされるし車のクラクションはよく聞こえ、車間距離は体感ゼロ、スピードは車の限界が巡航速度。寺のスピーカーは爆音だ。

とはいえ、思えばタイで叱られた事があまりないのはガイジンである僕を寛容してくれていたのだろうか。それともただ、めんどいだけなのか。

あ、どちらもか。

まだ飛行機はこない。

そうなりたいならしょうがないね。

そう言われに行くのかもしれない。

結果、僕は何度も何度もタイに行く。

ところで、みんなは

なんでこうなったんだろう?

自分はどうなりたいんだ?

とか思ったりする?

「それがわからなくても、しょうがないね。大丈夫だよ。」

タイは寛容だけど退屈はしない。これを書いている間に飛行機は到着してボーディングブリッジに繋がっていた、行ってきます。

某日、関空にてam8:00。

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オポッサムの澤本
ビカクシダ屋さん

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